母のはしくれ〜アラフォーワーママ育児&暮らしのあれこれ〜

娘は3歳保育園児、目下の悩みは「青信号はなぜ緑色なのか」。昭和生まれ共働き主婦。IKEA・楽天・無印・カルディ・100円ショップあたりでの買物を生業とする。家族でささやかに暮らせる日々を感謝しながらも、毎日バタバタしている。こどものこと、日々のこと、買物のこと、色々記していきます。

【過去記事】妊娠までの総括②


2016/5/23 記


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クリニックに通院してみての感想。


専門分野の医師というのは、流石だ。

 

今回、「この日にタイミング取ってね」というのが、どんぴしゃで妊娠に至った。

勿論必ずそれでうまくいくわけではないのだが、卵胞や血液検査の様子から、的確に予想できるんだと感心する。

私は生理周期は32日±3日くらいで、予測アプリでもわりとずれる事が多かった。トライする日も少なかったし、やはり自己流では難しかったな…と思う。
どの方面から妊娠に向けアプローチしていくのか、検査をしながら患者の希望を聞きながら、プロとして最良の方法を考えてくれる陣内先生は、本当に素晴らしかった。

 


ヨガ。
体を温めるということの効果は勿論、自分の呼吸を観察し体の内側に話しかけるような時間は、とても落ち着いた。自律神経にもよい作用があったのではないだろうか。あの、暗くしーんとした空間が好きだった。また通ってみたいものである。

 


漢方薬局。
漢方自体の効果は勿論だが、カウンセリングもとても意味があった。不摂生な生活・好き勝手な食生活を振り返り、脳やホルモンなど体のしくみを知り、色々な意味で体を酷使していたことに気づかされた。何か大きな病気になる前に、健康について意識改善することができてよかったと思う。

 

 

 

ふと、考える。
あの時妊娠しなかったら人工授精に進んでいたのだが、それでも結果が得られなかったら、どうしていたんだろうと。
人工授精だけでも仕事との両立などに不安を覚えていた。体外受精ともなれば、卵胞チェック・注射・採卵・移植と、通院回数も体の痛みも比べものにならないだろう。経済的なインパクトも大きいし、それゆえ仕事も辞められない。
たらればの話になるが、我が家の場合、そういった諸々の状況は夫婦を逼迫させ、治療が長引く前に心が折れてしまっていた気がする。とくに夫のことを考えると…。タイミングでもプレッシャーかけていたようだしな…。


そんな辛い治療をしている世の中の女性の多さ。若いときに子供を作っておけばいいとか、そんな単純な話ではない時代。
子供に関する痛ましいニュースの数々。見る度、やるせなく思う。なんでそんなところに赤ちゃんがやってくるのか。どうか望む方のもとへ赤ちゃんが来るように切に願う。

 


もし、本格的に妊活を考えている方がここを読んでいるならば、まずはクリニックに行ってみることをお勧めしたい。クリニックへ行く=不妊を認めるという気分になってしまうのは否めないが、そんなことはないと思うのだ。
クリニックへ行くことの意義としては
1、自分(パートナーも必須)の体について、現状を知れること。
2、その体にとって、どんな方法が妊娠への近道となるのか導いてもらえること。


こんな感じだろうか。
もちろん、クリニック通院のほか妊娠によいことは沢山あるし、自分もしてきた。だが、それはあくまで付加要素のように思う。
体づくりは必須だ。でもまずは自分たちで知り得ることのない体内の状態を知らなければ、無駄な行為にもなりかねない。たとえば男性側に問題があったとして、それを知らずにひたすら女性だけが体づくりしていても仕方がない。的がずれてしまうのだ。
そして、自分が思ったより体は年齢を重ねている…ショックだけど、事実そうなのだ。年齢に不安要素を感じるならば尚更、なんとなく自己流で挑戦するよりも、各方面のプロの手を借りまくることが近道になるのではなかろうか。私は1年ほどぼんやり試みても全くダメで、プロが介入したら2周期で妊娠できたからそう感じるのだが、押し付けるわけではない。プロの力を借りてもどのくらいの時間がかかるかは人それぞれだし、どんな風に取り組むかは夫婦それぞれで決めるべきだと思う。

 


妊娠は、ゴールではない。その後には、妊娠継続できるか、出産できるか、育て上げることができるか。どんな段階にも不安要素はついてまわる。すべてが奇跡の連続なんだという答えに行き着くのだが、まず妊娠という奇跡が起こらなければ何も始まらない。
とくに妊活などせずとも、さらりと妊娠する人もいる。それは羨ましい。だが、自分は腰を入れてやってみて、よかったと思っている。「妊娠すること」について考え、調べ、行動し、真剣に向き合ったことはその後の出産までにも大変よい影響があった。夫婦のこと将来のこと、なんというか人生みたいなものについて、深く考える機会を与えてもらった。


自分たちの結果としては、

この世でいちばんの宝物がやってきてくれた。

 

このことを、ずっと忘れずに生きていこう。

仰々しいんだけど、そうおもう。