【過去記事】38w5d 準備
2015/12/20
こちらは文章で別ブログに書いていた記事。
こちらでは、同じ内容を4コマであげています。↓
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
だんだん、痛みの波が増してきている。
陣痛カウントのアプリチェックしながら、まんじりとしない夜を過ごしていたら、
こんな時間になってしまった…
感覚が10分になったら、
病院へ連絡してみようと思う。
もうそんなに時間はかからず、
おなかの赤ちゃんに会えるのだろう。
無事会えるかどうか、
まだわからないと思う。
最悪、自分が命を落とすことがあるかもしれない。
この妊娠期間中
母性がちゃんと自分に芽生えるか不安だったり、
おなかの中に1人の人間がいることが信じられないような気持ちがあったり、
漠然と「子どものいる生活」に不安を感じていたり…
もちろん、
赤子の成長は嬉しく、
ベビー用品を選ぶのは楽しく、
胎動が少ないような時は青ざめたり、
検診は毎回何か不測の事態になってないかドキドキしたりした。
お花畑妊婦にはなりきれないというか…
ちゃんとママになれるか、
自分が信用できなかったけど。
この子との10ヶ月を振り返れば、
色んなことがあった。
つわり
夏の熱中症
夫婦喧嘩
仕事
旅行
引っ越し
友達の結婚式
などなど…
いつでもいっしょで。
わたしが弱気になったり、
悲しかったりする時ほど、
励ますようによく動いていたね。
いいように考えすぎかもだけど。
不安がうつっちゃって、
落ち着かなかったかな…
申し訳なくも思うけど、すごく心強かった。
しっかりしなきゃと思った。
職場の同僚がおなかを触った時、
「この子、とってもいい子だね」
と言ってくれた。
嬉しかった。(ちょっとスピリチュアルなことをやってる人)
そうなんだ、
この子はとっても優しくていい子。
わたしの赤ちゃん。
赤ちゃんが欲しかったわたしたちのところへ、ようこそおいでなさったね。
おなかの中で一心同体で過ごす時間が、
あと本当にすこしでなくなると思うと、
さみしい。
これから、
たくさんの楽しいことがあるよ。
楽しいことばかりじゃないけど、
どうかたくさん、
泣いたり笑ったりして生きてね。
いっしょに楽しもう。
生きていくために必要なことは、
いくらでもお手伝いしていくけれど、
自分で見て、考えて、選んで、
歩いていけますように。
わたしたち夫婦の毎日は、
あなたが生まれるそれまでとは、
ガラッと変わるだろう。
あなたそのものが、新しい息吹。
新しい年を迎えるタイミングで生まれてきてくれる、新しい命の息吹。
自分のちからで、
あなた自身の人生にたくさんの息吹をもたらしてください。
この子がおなかに来てくれた時から、
わたしたちはもう親子であり、
わたしはもう母親だった。
そんな事を、いましみじみ実感している。