母のはしくれ〜アラフォーワーママ育児&暮らしのあれこれ〜

娘は3歳保育園児、目下の悩みは「青信号はなぜ緑色なのか」。昭和生まれ共働き主婦。IKEA・楽天・無印・カルディ・100円ショップあたりでの買物を生業とする。家族でささやかに暮らせる日々を感謝しながらも、毎日バタバタしている。こどものこと、日々のこと、買物のこと、色々記していきます。

【過去記事】ママ友について考える。

2016/5/26

 

女性だけの集団というものが、昔から苦手だった。


小学校高学年くらいから、
何故トイレに群れをなして行くんだろう。何故、遊ぶ日や帰り道の同伴を約束させられるのだろう…などと疑問に思うような子供だった。


「個」を優先する気質だったのか、休み時間は図書室やプレイルームで、ひとり気兼ねなく本を読むのが好きだった。
集団が嫌というよりは、ドッヂボールとか鬼ごっこ的な遊びをするのが嫌だったのかも…。


話が逸れたが、


集団行動が得意ではないことに加え、女性特有の陰湿さにトラウマも感じていて、大人になってからはそういった世界を牽制している節がある。


これまで多少ややこしいこともあれど、嫌な人からは離れるとか自分で付き合う人間を選べる為、この類いのストレスから遠ざかることが出来ていた。


それが「ママ友」となると…
自分の好き嫌いでは選べない人間関係にもなるだろう。少なくとも義務教育終了くらいまでは。
子供同士が仲が良いとか、学校や部活がらみの付き合いとか、子供がやりにくさを感じないよう母として努めたい。


でも、漠然と不安を感じている。

 


知らない人と仲良くなるのに問題を感じない時には、自分のなかで諸条件がある。
→酒の場、友人の友人、趣味が似通う(なんとなく生きているフィールドが近似というか)。


ママ友になるきっかけに、このような諸条件はない。きっかけは「育児」の1点だろう。


先月、区の保健センターで実施している、4ヶ月児を持つ母親向け講習会に行った。

床に子供を寝かせながら話を聞くスタイル。周りに座っているママたちとも交流してくださいねという趣旨なのだろうが、案の定疲れてしまった…。

 


「育児中」という共通項だけの女性の集団の中で、心のシャッターが降りている。

やはり自分より若いアラサー世代が多いし、アラフォーの自分はその点でも引けてしまってる。


女子会でバーニャカウダ☆より、おっさんの友達と立飲み屋でホッピー飲んでるほうが落ち着くようになってしまっている自分。
テレビやネットで垣間見るママ友の陰湿な世界。勝手に悪いイメージが膨らみ、恐れをなしてしまっている…。

 

「これではいけない!」
と思うものの、
「まだ赤ちゃんだし後で考えよう。」
と、なんとなく課題を先送りにしていた。

 

 


近所に一時保育がある。

 


平日に数時間預け、役所などの用事足しを落ち着いてしたい。美容院・マッサージなどでリフレッシュしたい。
そんな願いを叶えてくれる場所。
利用には登録が必要らしく、尋ねてみた。


乳幼児とママたちで保育園内はとても賑やかだった。
一時保育と同時に、ママが子供を連れて遊ぶ「つどいの広場」を毎日開いているとのこと。ねんねの赤ちゃんから幼稚園くらいの子まで、様々だ。
利用登録は生後半年からとのことだったが、一時保育を利用するにも慣れているところのほうが赤子も安心すると言われ、それも納得。母としても安心だ。
とりあえずこの日は、そのまま広場で遊んでいくことにした。


広場のなかは、年齢の近い子同士が遊べるように大体のエリア分けがされている。保育士が複数名おり、ママ達と話したり子供の面倒を見ている。


ねんねの赤ちゃんゾーンにお邪魔したが、
常連さん達の輪も当然ながら存在していて、やはり腰が引けた。だが、保育士が仲介になりその輪に入れてくれる。


意外に、楽しく過ごせた。
それからは週に2回くらい、努めて通ってみている。


大抵は穏やかで話しやすい人ばかりで、ちょっとした育児のヒントをたくさん得られる。例えばユニクロのメッシュ肌着と、背中にガーゼを当てる術。これで娘のあせもは改善された(余談だが、ユニクロのベビー・キッズ用品のコスパの高さには驚愕)。


ママたちは、いろんなタイプがいるけれど、話しやすい人ばかり。
家の中で2人きりの時間が減り、それだけで気持ちも軽くなっている。
娘もいろんな人に遊んでもらえ、友達もいて楽しそうだ。遊びに行った日は、夜の寝つきがいい。

 


なんか…別に趣味の話とかしなくても大丈夫なんだな…
と思うようになった。


絶対公約数の「育児」について、話すことは尽きない。逆に言うと自分とは違うタイプの人とも交流がしやすくなるのではないか。


そのうち、意外な趣味の一致を見つけたりするのかもしれない。付き合いが深くなってしまうと、ややこしい人も出てくるかもしれない。
このあたりは結局、自分でうまくさじ加減を考えるべきなのだろう。


今のところは、この場だけで会う距離感がちょうどいい。


あまり肩肘張らずにいこう、と思う今日この頃。